2006年04月27日

季節のお花達

懐華楼内のお花を担当している私は何日かおきに近所の卯○生花店に買いに出かける

この日が来るのがいつも待ち遠しい
桜の季節なんかは帰り道少し遠回りをして、神社の桜を見て帰るという特典付き!
(単に寄り道したかっただけだが 笑)
館内は大きめの花器に生けるもの5つ、小さな一輪挿しも含めると全部で16箇所もあり
“行けかえDAY(寄り道付き)”は結構な大仕事の日となる
だから買い付けに行った帰り道はいつも両手いっぱい、前がちゃんと見えない状態
お花が道を歩いているような・・・名づけて“花運びおばけ”
お花のことは卯○生花店のお母さんに教えてもらう
和の空間にふさわしい花の選び方、取り合わせ方、生け方などなど
お母さんは私のお花の先生である
お花の先生と言っても“蝶よ花よ”といったおっとり系ふんわりイメージからは程遠く
どちらかというととても職人気質、江戸っ子のような下町おっかさんのような感じ
「ねじめにこれいれたらいいよ!キマるから」
「これとこれ合わせてね。さびれーた雰囲気出して」
花の部分を見るというよりは線を見ている
そして迷ったりしない
パパパッと、長年のカンと経験ですばやく選ぶ
とてもカッコいい!!
 
私はお母さんに出会うまで和の花があまり好きではなかった
というより、その良さが分かっていなかった
洋花と比べるとどうしても地味だし、“華やかー!豪華ー!”というには程遠い
ところが卯○母さんに出会ってから和のお花にハマってしまった
主張しないでいて存在感がある花
静寂のなかでそっと1輪で佇んでいるような姿
優しげでいてどこか凛としている
とっても粋なのだ
2月、私が懐華楼に入った頃はねこ柳にこでまり、椿に水仙・・・etc
だんだんそれらがボケや都わすれ、しゃくやくやあけびに変わってきた
季節とともに変わりゆく様子も派手ではないが可憐なのだ
 
湯涌温泉の女将さん達も買い付けに来るというこの卯○生花店
お花で困ったことがあったら・・・きっと彼女が気風の良さで相談に乗ってくれるだろう

comments

いつもブログ楽しみにしています。お華は私も大好きです。最近は学校の山に咲く草花を子どもたちからプレゼントされ、小さな花瓶に差しています。九州の風はもう夏の香がします。そろそろ博多どんたくで町も賑わうようです。またいつか一緒に博多ぶらぶらしましょうね~♪ではまたね。

  • ふく
  • 2006年04月29日 23:03

お花って生きているから、どんなに小さくても存在感があって心を和ませてくれるね。昔誰かが言ったことふと思い出しました「女性にお花をあげるって特別な意味があるのよ!」・・・プレゼントされるふくサンがうらやましいです(笑)

  • きまよ
  • 2006年04月30日 18:19
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