2009年02月07日

卒業式

思い出いっぱいの懐華楼3年間

松の内のお座敷を最後に懐華楼を卒業した
3日目のお座敷が終わった後、女将が2階にスタッフ全員を集めてくれた
「あんたは一度言い出したら頑固な人やから止めれんかったわ(笑)」
そう言いながら涙とたくさんの温かい激励のお言葉をいただいた
女将の姿にいつの間にかみんなももらい泣き
見たこともない芸能人のようなおっきなカサブランカの花束をもらった
たった3年間の間にこうやって何度彼女から花をもらっただろうか

次の日
御亭2階にて送別会を開いてもらった
女将始め、社長、やくざ顔負けの迫力の料理長まで来てくれた
料理長が乾杯の音頭を取る
「いやーー、懐華楼に行ったらスタッフみんな優しいんやけどな
忘れもせん、いつものごとくパントリーに顔出したらお宅のスタッフが、
『Eさんいつも素敵ですね、Eさんに会うと私達癒されます!』って言われてこっちも調子乗ったんや
そしたら、
『Eさん、それうちのスタッフマニュアルなんで勘違いしませんように』ってあんたに釘刺された
あんたに地の底に落とされたこと俺は一生忘れられへんわ(涙)」
関西出身E氏の挨拶の右に出るものおらず、全員大爆笑
当日別の会合に出ていた会長もかけつけてくれた
手には3本のバラ
ピンク、黄色、そして真紅
「この意味分かるか?
あんたは1年ごとにこのバラの色のように変化し成長していったってことなんや」
会長が来てくれただけでも嬉しかった私は、バラを受け取って胸がいっぱいになった

スタッフ一人一人にあらためてお礼を言って回る
私は普段ずぼらな性格だが、仕事ではかなり細かいため彼女達にも沢山嫌なことを言ってきたと思う
「それでもあなたやから付いていったんです」
思いがけずここでも励みになる言葉と、春色の可愛い花束そして記念品をいただいた
調理場や仲良くしていた植木屋さんからも花束をもらう
「あんたまるで30年ほどここに勤めとったみたいな待遇やなぁ!幸せな人や」
会長のお言葉通り、感謝しきれない

私はみんなに温かく見送られ、新しい道を歩き出した
「なぜこの不景気に独立するんですか」
最近新しいご縁の中でよく聞かれる質問
「ご恩を返したい人がたくさんいるんです
ただそれだけかなぁ・・・立派な理由はないんですよ(笑)」

私にできることを探し実行していくことが、またみんなと共に歩むこと
私は私らしく歩き続けようと思う

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