2006年12月26日

誕生日

私の不得意項目ベスト3に入る。なぜか覚えられない・・・

「おめでとー!」
毎年、日付が変わると同時にメールをくれる友人達を心から尊敬してしまう
彼女もその一人
一度いろんな人からバースデーメールが届いてビックリしたことがある
「何であんたが知ってるの?」
覚えてるわけもない人からも届いた
仕掛け人は彼女

毎年お祝しあっているのだが、今年は彼女が東京にいて日が合わずできずにいた
せめてメールだけは!とはりきって日付が変わったと同時にメールした
2週間後
ひょんなことから私の勘違いで1日ずれていたと気づく
彼女に会ったと同時に謝った
「ごめん!!あなたのバースデー、なぜか一日ずれてた!」
「えっ、そうだった?」
彼女の持ち前の優しさか、はたまた単に気にしてなかったのかそう言ってくれた(苦笑)
誕生日を覚えられない私の頭のせいで、他の友人達にもきっと迷惑をかけてきたに違いない
数字が弱いわけでもないのに・・・未だにその理由が解明できない

店に彼女が予約したと聞いて、私も追って電話する
「実は彼女のバースデーをしてほしいんですよ」
デザートと同時にそんなサービスをしてくれると言う
「さりげなくどちらがそのお方か探りますね」
電話向こうで感じよく応対してくれた

数ヶ月ぶりのアメリカンスタイルビストロ?!
シェフも私達を見て喜んでくれた
実はオープンして間もない頃、色んな意見が欲しいと彼女に招待してもらった店
一生懸命なシェフに頑張ってもらいたく、辛口評価を遠慮なく言わせてもらった
「相手を思ったら本当のことを言うべきだ」
尊敬する人に教えてもらったこと
「どんな風になってるか楽しみだね!」
彼女とそう言っていたらお料理が運ばれた
説明、皿、味付けetc
ちゃんと変わってる!
シェフの真剣度が伝わり嬉しくなる
その頑張り屋シェフがテーブルに来る
「えっと、○○さん下のお名前なんですか?」
げっ!そんなダイレクトに聞いたらばれるじゃない・・・
「それであなたは下のお名前なんだっけ?」
なぜ私にも聞くわけ?!分かってる?誕生日は彼女よ!!!
心の中で叫び変な汗が流れる

久々に会って、私達は喋って喋ってしゃべりまくった
話したいこと、聞きたいことが死ぬほどある
突然会場が暗くなった
ちゃんと彼女の名前よんでよ・・・
「今夜、ここにお誕生日のお客様がいらっしゃいます!」
来たっ、神様!!どうかシェフが私の名前呼びませんように!
「えーーー。そんな人おるんやー」
すっかり人ごとの彼女が面白い(笑)
ちゃんと名前を呼ばれ、彼女が皆に祝福された
はーーーーっ・・・よかった

私がばあちゃんになっても、死ぬまで毎年お祝するぞ!
その時はこんなシャレた店ではなくて、入れ歯にも優しいレストランかもしれないが(笑)
毎年彼女のバースデーは、彼女がこうやって存在してくれることに改めて心から感謝する日
“いつもありがとね!”
普段照れくさくて言えないことをカードに託して・・・

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