2006年07月13日

真味の会

月に1回、この食育の会に参加している

食を通して学ぶこと
食べることの意味、安全な食品、美味しいものへの追求
先生は78歳のおばあちゃんだが、いつもハツラツとしていてステキな女性である

“美味しいものはお腹だけでなく、心も満たしてくれるのよ”
“私達が食べるのは食事であって、エサではない”

初めてお会いした時この言葉に心が打たれた
「当たり前のことなのだけれど、できなくなってきてる世の中だからこそ伝えたい」
先生は食を通してたくさんのことを教えてくれる
伝統の知恵、旬の知識、おふくろの味
毎回30分ぐらい先生のお話があり、その後調理実習が始まる
生徒は花嫁修業のギャルではない
9割5分、私の母以上の年齢の超ベテラン主婦達だ
生活ベテランの生徒達は、先生の話の前に勝手に下ごしらえをする
アク取り、野菜皮むき、下味つけetc
その手際のよさと言ったら・・・先生顔負けなのだ
姑がたくさんいるようなこの環境で埋もれず、でしゃばらず、キチンと料理することはとても勉強になる
横入り、横着、隣に口出し、何でもありで刺激的(笑)
「あんた、包丁うまいね~」
たまに褒められたりもする
グループに分かれて調理するなんて何年ぶりだろう
短大は、調理実習がしたくて食物栄養専攻を選んだ
自分の調理をさっさと終わらせ、友人のグループに遊びに行くので先生からはよく注意された
いつもグループの段取りをしきっていたので
やる気満々の時は、鳥の丸焼きやら魚さばきにチャレンジし
やる気のない時は簡単なデザート担当になって(手を抜いて)自由自在の楽しい実習だった

『真味の会』はテリーヌやタンシチューなど、一般の料理教室で教えるようなシャレた料理はない
家で晩御飯にすぐにでも作って食べたいというような献立
私も昔よく本を見て料理を作ったりしたが
テキスト通りに作って、“すごい美味しかった!”と感じるものはほとんどない
何かを足したり塩加減を調節しないとたいてい味がぼやけているか、だらしないかでバランスが悪い
料理は下準備、スピード、サジ加減が大切である

今日の献立は、おろしとろろそうめん、洋風白和え、梅酒ゼリー
おしゃべりしながら大根をおろしていて、皮をむくのを忘れていたことに気付いた!
「そんなのいいわよ~。皮には栄養あるんだから」
ベテラン生徒はちょっとやそっとのハプニングでは動揺しない
そう言えば子供の頃、目玉焼きに卵の殻が入ってることを祖母に指摘すると
「カルシウム、カルシウム」とよく言われた
ある日、ジャガイモの味噌汁にナメクジが入っていて大騒ぎし
さすがにこれは怒って祖母に抗議したところ
「それはダシに使った煮干しだ」と言って聞かなかった
ここまでいくとベテランというよりも野蛮である(笑)
今でも私はジャガイモの味噌汁が出ると
必ず箸で底まで回して確認してからでないと飲めないトラウマがある・・・

試食
グループの人とおしゃべりしながら食べる楽しい時間
また新たなレシピを習得し、次にティータイムへと場所を移動したのだった

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